項目 |
仕様 |
測定項目 |
熱流および温度 |
測定値表示範囲 |
熱流:0〜±99999 W/m2またはkcal/m2h |
温度:K熱電対 -200〜1200℃ |
温度:T熱電対 -200〜400℃ |
表示単位切換 |
熱流:W/m2、kcal/m2hまたは温度:℃ |
サンプリング周期 |
1、2、5、10、30、60、120、300、600秒から選択 |
表示の更新 |
サンプリング周期に同期 |
演算機能 |
チャンネル間各種演算機能付き |
A,B定数 |
センサのA、B定数をキー入力 |
センサの接続数 |
A定数タイプのセンサは最大12本 |
A,B定数タイプのセンサは最大5本 |
表示 |
トレンドグラフまたはバーグラフにて16色表示 |
データメモリ |
6ch測定で、データ保存周期1秒の場合、連続データ保存は27時間 |
外部記憶媒体 |
3.5インチフロッピーディスク1ch |
通信 |
イーサネット(10BASE-T)1chWebサーバー機能 |
Eメール機能 |
使用環境 |
温度:0〜40℃, 湿度:20〜80%結露なきこと |
電源 |
充電式バッテリ(標準でACアダプタも付属) |
外形寸法 |
152(W)×240(D)×225(H)mm |
重量 |
約4kg |
付属 |
ACアダプタ・・・・・・・・・・・・・・1
PC用データ収集ソフトウェア・・・1
取扱説明書・・・・・・・・・・1 |
オプション |
携帯用ケース
パソコン用接続ケーブル |
■熱流計
近年、熱を扱うあらゆる分野で、熱流測定の必要性が認識されています。温度計測だけでは得られない重要な熱的情報を、熱流の測定から得ることができます。熱通過率、熱抵抗測定、放散熱量、損失熱量、熱流の出入量の測定等に用いられます。従って断熱性能の評価、エネルギー管理、熱流の出入の監視が可能です。
熱流計の測定精度・再現性は、抜群であり、しかも操作は非常に簡単です。多方面の分野で使用できるよう各種形式の熱流センサが用意されており、簡単な操作で手軽に熱流の計測ができます。
本器は各方面で高い評価を受け、圧倒的多数の納入実績を誇っています。
■測定原理
図のように、放熱面に熱伝導率λ(W/mk)、厚みd(m)の薄い板を取り付けたとすると、定常状態に達してからのちにこの薄い板を貫通して流れる熱流Q(W/m2)は次の式で求められます。
|
熱流の測定原理
|
△Tは薄い板の表裏両面間の温度差です。λおよびdが既知であれば、△Tを測定することによってQを求めることができます。
熱センサ内の熱抵抗体には、熱伝導率の小さい材料を用いています。右図のように薄板状の熱抵抗体に、検出感度を大きくするために熱電対を何本も直列に接続した線を巻いて、サーモパイルを形成しています。
■応用例
熱流計は、省エネルギー対策、快適な住宅の断熱性能計測など各分野で効率を発揮し、そして、その適用分野はますます広がっています。
■省エネルギー対策に・・・
|
■炉の安全管理に・・・
|
■住宅などの熱環境特性の実測に・・・
|
■地熱・太陽熱の利用開発に・・・
|
■熱環境と体との関係の研究に・・・
|
|