【測定原理のつづき】
電極間に試料を入れた時の容量は
εo εs
C = ―――― ・ S の式になります。
d
ここで発生するεsは試料の固有の定数でそれを誘電率としています。
比誘電率εs/εoは 水の場合 約80 20℃
ボール紙 3.2
ゴム 2.4
ここでCの容量変化(電圧・変化)を見ることで水分の量を測定できます。
ただし、この測定は試料自体の誘電率、試料の重量がありますので相対的なものになります。
【比重について】
重力比による水分計と、誘電率による水分計を比較すると誘電率の方は電極間に入る試料の体積は解りますが、重量を測定することができません。その為に試料の比重が必要になります。
重量比水分量は次式です
k ・ c c
―――――――― = ――― = α ←水分量・・・・・×100で% 表示
k ・ g+k ・ c g+c ←(水の重さ)
↑
(試料のみの重さ)
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